ここ1年ほど、個人的によく見かけるようななったと思う「BROOKS ブルックス」のトレランシューズですが、日本に上陸して数年という話を小耳にしました。(真偽不明)
ブルックスと言えば、カジュアルシューズの印象が強いですが、本格的なランニングシューズを展開したりします。
今回はそんな中でもトレランシューズである、「カタマウント(Catamount)」を購入して、実際に100kmほど走ってみた感想や体験を交えつつレビューしていきます。
BROOKS カタマウント(Catamount)のスペック
項目 | 内容 |
---|---|
ブランド | BROOKS |
モデル | カタマウント(Catamount) |
カテゴリ | ランニングシューズ |
適用 | トレイルランニング |
重量 | 男性モデル: 274g (サイズ9)、女性モデル: 231g (サイズ8) |
ミッドソール | DNA FLASH |
アウトソール | TrailTack |
ドロップ | 6mm |
サポートレベル | ニュートラル |
価格 | 19800円 |
購入先 | Amazon半額セール中! |
BROOKS カタマウント(Catamount)の外観・デザイン
それでは早速外観・デザインなどを見ていきましょう。
安定感のあるフォルム
非常にどっしりとした安定感を感じるフォルムになっています。
クッションは踵部分からつま先部分にかけて徐々に薄くなっています。
踵のホールド感が強い
上の写真を見ると、踵のアッパー部分が比較的厚みがあります。
これのおかげで踵からつま先までがっちりホールドすることができて、靴擦れなどもトラブルにも安心できます。
くるぶし周りもホールドしてくれるので、足首が太い人、細い人、どちらにも対応できるトレランシューズです。
高いラグで荒れた路面も滑らない
ラグが高めで、かつテトラポッド型になっています。
テトラポッド型のソールは滑りにくく、地面をしっかり掴んでくれる機能が非常に高いです。
そのため、天候に左右されず、オールラウンドに使えるトレランシューズです。
足幅は太め
海外メーカーにしては珍しく、足幅が太いトレランシューズです。
結んだ靴紐を留めておくゴムもあり、靴紐が木に絡まって転んだりする心配がありません。
こういう細かい配慮がトレランシューズには大事だったりします。
今の所こういう機能が搭載されているのは「Saolomon」程度しか思いつきません。
靴紐の下に潜らせるのもいいですが、変に足の甲が圧迫される感じがあって、筆者は好きではありません。
つま先保護が強い
大抵のトレランシューズはつま先が硬くなっており、石や木の根っこを蹴っても保護されています。
しかし、そこまで強く保護はされていないのが現状でした。
ただ、BROOKS カタマウント(Catamount)は他と比較してもかなり保護が強い印象を受けました。
実際にBROOKS カタマウント(Catamount)で走ってみた感想
それでは実際に走ってみた感想を紹介していきます。
まず結論から述べると以下です。
- 安定感がある
- トレイルには最適なクッション
- 初心者から中級者向け
- 重い
- 登りがフォアフット走法者には不向き
- 通気性がゴミ
安定感がある
クッションとアッパーの繋ぎ目が非常にしっかりしており、かつアッパーが厚くて「足を守ってくれている感」が半端ないです。
そのため長時間、どこを走っていても不安定さを感じませんでした。
一言で表すと「足腰のしっかりしたトレランシューズ」です。
トレイルには最適なクッション
BROOKS カタマウント(Catamount)のクッションは非常に硬いです。
カタマウントの「カタ」は硬いからきているのでは?と思うほど硬いです。
上の写真を見るとわかりますが、筆者が本気でクッションをつまんでもほとんど収縮していません。
トレイルではこのクッションの硬さは走りやすさ、安定性の直結します。
ぷにぷにの柔らかいクッションだと、荒れた路面で足首が取られたり、捻挫したりしてしまいます。
そのため、どんな路面でも安定して走れるのが、一番の特徴です。
重い
欠点一つ目が「重い」ことです。
筆者が軽量のトレランシューズばかりを履いていることもありますが、BROOKS カタマウント(Catamount)は非常に重いです。
以下はBROOKS カタマウント(Catamount)のスペックです。重量が279gと非常に重いです。
項目 | 内容 |
---|---|
ブランド | BROOKS |
モデル | カタマウント(Catamount) |
カテゴリ | ランニングシューズ |
適用 | トレイルランニング |
重量 | 男性モデル: 274g (サイズ9)、女性モデル: 231g (サイズ8) |
ミッドソール | DNA FLASH |
アウトソール | TrailTack |
ドロップ | 6mm |
サポートレベル | ニュートラル |
価格 | 約$160 |
筆者が愛用しているSalomon PULSARは約190gなので、かなりの差があることが分かります。
Salomon PULSARのレビュー記事は以下。
登りがフォアフット走法者には不向き
先ほどまでで解説したきた通り、クッションが硬く、重いという特徴がBROOKS カタマウント(Catamount)にはあります。
そのため、登りをがっつりフォアフットで登る、走る人にはかなり不向きです。
筆者の登りはがっつりフォアフットで走るタイプなので、それを非常に感じました。
クッションが硬すぎるせいで、フォアフット走ると地面へ力が全然伝わりません。
クッションがほぼ曲がらないので、こういう事象が発生していると思います。
通気性がゴミ
これは仕方のないことかもしれませんが、通気性が終わっています。
川にドボンして、外で乾かしていても中々乾かず、生乾きの匂いが染みつくレベルです。
走っていても多少蒸れている感じがあります。
ただ、夏限定のデメリットなので、この辺は些細な問題かもしれません。
結論とまとめ
- ロング・ウルトラ向き
- 安定感をもとめるトレイルランナー向け
- 初心者から中級者向け
- 登りをフォアフットで走りにくい
- 重い
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