序章:走り出した瞬間に “違い” を感じた
マラソンの日、スタートラインに並びながら「あ、このシューズなら今日は違うかも」と直感した。
足を入れた瞬間、ヒールの収まり、ミッドフットの包まれ方、そしてフットワークがいつもの朝ランとは明らかに違う。
それが、Saucony Endorphin Elite 2(サッカニー エンドルフィン エリート2)。
通勤RUNでも峠RUNでもなく、「勝負ラン」「タイム更新を狙う日」に履きたくなる一足だ。
スペックと技術の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| スタック高 | ヒール39.5mm / 前足部31.5mm(ドロップ8mm) |
| プレート構造 | フルレングス・カーボンファイバープレート(スロッテッド構造) |
| ミッドソール素材 | IncrediRUNフォーム(反発+クッション性) |
| アッパー | 軽量メッシュ+ニット構造 |
| 重量 | 約200g(27cm前後) |
| 用途 | ハーフ〜フルマラソン、レース用/レースペース練習向け |
公式サイト: saucony.jp
履いた瞬間の印象とフィット感
足を入れた瞬間に「包まれる」感覚。ヒールカップがしっかりと踵をホールドし、走り出しの安定感を感じる。
前足部(トウボックス)はややタイトめ。足幅が広めの人は0.5サイズアップを検討したい。
軽量ニット素材が足全体を優しく包み込み、レース中のズレや緩みが起こりにくい。
ミッドソールの推進力と反発
このシューズの魅力は、まさに「弾むような推進力」。
IncrediRUNフォーム × カーボンプレートの組み合わせが、地面を蹴るたびに“跳ね返す”感覚を生む。
柔らかさの中に芯があり、長距離でも足裏の疲れを感じにくい。
20kmを越えても脚が動き続ける感覚は、他のシューズでは味わえなかった。
「まるで地面がトランポリンのように感じる」
─ 実際に履いたランナーの声(DoctorsofRunningより)
ただし、反発が強すぎて安定性にやや難あり。フォームが崩れると推進力をロスするため、ミッドフット〜フォアフット走法の人に向いている。
ペース別の走行感覚
- ジョグ(5:30/km以上):反発が出すぎてゆっくり走るのが難しい。
- レースペース(3:30〜4:30/km):最も“気持ちいい”ゾーン。ストライドが自然に伸びる。
- スプリント(3:00/km以下):若干の不安定感あり。ターン時のグリップに注意。
「スピードを出せば出すほど安定する」という評価が多く、
スローランよりも攻める走りに最適。
デザインとビジュアル
デザイン性も高く、街履きしても映えるスタイル。
白を基調としたモデルは、撮影・SNS用のビジュアルとしても非常に人気。

引用:saucony公式サイト

耐久性と使用環境
- ソールのグリップはドライ路面で抜群。ただし、濡れた路面では滑りやすい。
- フォーム素材は軽量でやわらかい反面、耐久性は平均レベル。
- 「週1レース」「月1ロング走」なら十分な寿命。毎日トレーニングには不向き。
購買を後押しする3つの理由
- レース終盤で脚が残る
→ フォーム効率を高め、エネルギーロスを減らす設計。 - 軽量なのに安定した蹴り出し
→ カーボンプレートの反発とソール剛性のバランスが絶妙。 - デザインが美しく所有感が高い
→ トレーニングだけでなく「履く楽しみ」も味わえる。
購入前の注意点
- 足幅が広い人は0.5サイズアップ推奨。
- 安定性を重視する人は別モデル(Endorphin Pro 4など)を検討。
- 雨天走行は避け、乾いた路面中心の使用が理想。
- 定価は約¥42,900。価格は販売店により変動。
総合評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| クッション性 | ★★★★★ |
| 推進力 | ★★★★★ |
| 安定性 | ★★★☆☆ |
| フィット感 | ★★★★☆ |
| デザイン性 | ★★★★★ |
| コスパ | ★★★★☆ |
総評:レースで自己ベストを狙うランナー必携の一足。
反発・軽量・スタイルが融合した、まさに“勝負の日の武器”。
どんなランナーにおすすめ?
- フォームが安定している中〜上級者
- ハーフ・フルでタイム更新を狙う人
- 軽く、反発の強い走りが好みの人
- ギア好きで「スーパーシューズ」を試したい人
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まとめ
結論として、Saucony Endorphin Elite 2は「走る喜び」を最大化するシューズ。
柔らかいのに弾む、軽いのにブレない。
そして何より、履いた瞬間に「今日の自分は速い」と思わせてくれる。
次のレースで自己ベストを狙うなら、この一足が“相棒”になるはずだ。

Photo: Saucony Japan

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