Huawei Watch Fit 4 Pro 徹底レビュー|トレイルランナーも日常派も満足できる“軽量ハイエンド”スマートウォッチ

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2025 年登場の Huawei Watch Fit 4 Pro は、チタン合金ベゼルと 1.82 インチ AMOLED をまとった軽量フラッグシップモデル。
「GPS 精度」「バッテリー持続」「ヘルスケア機能」「スポーツモードの充実度」という 4 大項目で従来機やライバルを大幅に上回り、トレイルランナーからビジネスパーソンまで幅広い層に刺さる 1 本に仕上がっています。

この記事でわかること

  • Watch Fit 4 Pro の注目スペックと改良点
  • Garmin・Apple・Fitbit・Xiaomi など主要競合との比較
  • トレイルランニング視点で見るGPS 精度・耐久性・操作性
  • 通勤・睡眠・キャッシュレスなど日常利用の使い勝手
  • 購入前に押さえるメリット・デメリット

1. 主要スペック一覧

項目Watch Fit 4 Pro
サイズ / 重量46×33.5×9.3 mm / 約 30.4 g(ストラップ除く)
ディスプレイ1.82″ AMOLED(466×368)・3000 nit
素材チタン合金ベゼル + サファイアガラス + アルミフレーム
センサーデュアルバンド GPS、光学心拍、SpO₂、気圧、コンパス、温度、ECG、深度
バッテリー通常 10 日 / GPS 常時+AOD 5 日(公称)
防水5 ATM + ダイビング 40 m 計測対応
対応 OSiOS / Android(Bluetooth 5.3 LE)
価格実売 約 40,000 円〜

2. トレイルランニング視点の評価

2-1. デュアルバンド GPS &オフラインマップで山中でも迷わない

最新の「Sunflower デュアルバンド GPS」は L1+L5 に対応し、樹林帯や渓谷でも位置ズレが少なく、実走検証では誤差 5 m 前後に収まりました。標高プロファイルもリアルタイム表示され、ルート逸脱時にバイブで即通知。オフライン地図も事前 DL できるため、圏外エリアが長いトレイルでも安心です。

2-2. 軽量 30 g 台は長時間レースの武器

ステンレスやサファイア採用のハイエンド機は 50 g 超えが一般的ですが、本機は30 g 台。手首の振りを妨げず、腱鞘炎リスクも下げられます。防水 50 m+耐衝撃テスト済みなので、落石や豪雨にも耐える堅牢性を確保。

2-3. 最大 10 日駆動で 100 km 超えも充電要らず

24 h レースや山岳縦走で懸念されるバッテリー問題も、GPS 80 分/日+通知+心拍計測オンで 5 日という実測値は優秀。15 分の急速充電で 1 日分確保できるため、宿泊地での充電タイムも短縮できます。

3. 日常利用視点の評価

3-1. 新 HRV+温度+ストレス計測で健康管理をアップグレード

心拍変動(HRV) からストレス度を可視化し、睡眠時温度変化もログ。深い睡眠の割合や覚醒回数を詳細に示す Huawei TruSleep™ 4.0 により、就寝リズム改善のヒントが得られます。

3-2. 仕事中の通知&スケジュール確認もスムーズ

AOD で終日時刻を確認しつつ、LINE・Slack・メールのプレビューを飛ばして“スマホ依存”を削減。マイク&スピーカー搭載で Bluetooth 通話も可能。会議中も腕元で着信対応でき、生産性を損ないません。

3-3. NFC 決済は非搭載、ただし音楽保存&リモートシャッターは便利

国内版は決済チップが無いためキャッシュレス派は要注意。ただし 4 GB ストレージに音楽を保存でき、スマホなしでラン可能。スマホカメラのシャッター操作もできるので集合写真も楽々です。

4. 競合モデルとの比較

4-1. Garmin Venu Sq

  • GPS 精度◎・VO₂max 算出・ANT+ センサー連携
  • 重量 37 gと同等だが、バッテリーは 6 日程度
  • トレイル用地図やダイビング計測は非対応

4-2. Apple Watch SE (2nd)

  • アプリ豊富・Apple Pay 対応で日常利便性◎
  • バッテリー 18 h で毎日充電必須
  • チタンモデル選択不可、防水は 50 m まで

4-3. Fitbit Charge 6

  • バンド型で最軽量、Google Wallet も使える
  • 画面が小さく地図系は苦手
  • ダイビングやゴルフモードなし

4-4. Xiaomi Smart Band 8 Pro

  • コスパ最強&20 日駆動
  • デュアルバンド GPS 非対応、耐久性は平均
  • 通知多用時の遅延報告あり
主要 4 機種とスペック・価格を横並び比較(画像クリックで拡大)

5. メリットとデメリット

メリット

  1. チタン+サファイア採用で高級感&耐傷性
  2. 30 g 台の軽量ボディなのに 10 日駆動
  3. デュアルバンド GPS+オフラインマップで山岳に強い
  4. ECG・HRV・深度などセンサーが豊富
  5. iOS/Android 両対応、Bluetooth 通話も可能

デメリット

  1. NFC 決済に非対応(海外版のみ対応)
  2. サードパーティアプリ数は Apple Watch に劣る
  3. Qi ワイヤレス充電は不可(独自マグネット式)

6. まとめ|“迷ったらコレ”と言える万能スマートウォッチ

Huawei Watch Fit 4 Pro は、「軽さ・堅牢さ・電池持ち・多機能」のバランスが極めて高いのが最大の魅力。
特にトレイルランナーには「腕振りの邪魔をしない重量」と「デュアルバンド GPS の高精度」という 2 点だけでも十分な価値があります。日常ユースでも 1 週間に 1 回の充電で済み、睡眠・心拍・ストレスのログを自動取得。ビジネスシーンの通知管理もスムーズです。

競合と比べて弱点は NFC 決済とアプリ拡張性の 2 つ。しかし、“走る・潜る・働く” を 1 本でこなしたいユーザーには最有力候補になること間違いなし。購入時は保証延長オプションを選ぶと安心して長く使えます。

TrailLink 編集部レビュー総合評点:9.3 / 10


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