はじめてのトレイルランニング装備ガイド

トレラン

はじめに

舗装路のランニングとは違い、トレイルランニングには山道特有のリスク多様な路面状況があります。初めて山へ飛び出すランナーに必要なのは、安全と快適さを 両立する装備です。本記事では日本国内の低山~中級山岳を走ることを想定し、 TrailLinkユーザーの実走データとコミュニティの声をもとに、必須アイテムを徹底解説します。

▲ 森に差し込む朝日とシングルトラック。標高差と自然の変化を肌で感じられるのがトレランの魅力。

1. トレイルランニングシューズの選び方

トレランシューズはロード用ランニングシューズとは別物です。山の未整備路を安全に走るため、 以下 4 点をチェックしましょう。

① グリップ(ソールパターン)

  • ラグ(突起)が 4〜6 mm 程度あると、湿った泥や木の根で滑りにくい。
  • 粘度の高い「メガグリップ」「コンパウンドラバー」採用モデルは岩稜も安心。

② プロテクション

  • 前足部を守る トゥガード、踏み抜き防止の ロックプレート が入っているか。
  • ヒール周りの補強がしっかりしていると着地時の捻挫リスクを軽減。

③ ドロップ(かかととつま先の高低差)

  • 0〜4 mm:自然な前足着地。筋力があれば上りで推進力を得やすい。
  • 8〜12 mm:クッション重視。脚力に自信がない初心者にも安心。

④ 足型・サイズ

日本人は幅広・甲高傾向。ショップで必ず試し履きをし、つま先に 5 mm ほどの余裕を確保します。

▲ 深いラグ+ロックプレートで鋭い石から足裏を守る。

2. ランニングポーチ・ザックの使い分け

行動時間と携行品の量で5 L以下のポーチ10〜15 Lザックを使い分けます。

容量適したシーン主な収納物
~5 L(ウエストポーチ)2 時間までの里山ジョグ500 ml ボトル、ジェル2つ、スマホ
10~15 L(ベスト型)ロング走・レース1.5 L ハイドレーション、防寒・レイン、補給食、救急セット

モンベル「クロスランナーパック 15」、パーゴワークス「RUSH 11」などは揺れが少なく人気です。

▲ シューズ・ザック・レイン・ポール・補給食…装備は厳選+軽量化がカギ。

3. ストック(トレッキングポール)の使いどころ

  • 傾斜 20% 超の急登や長い林道上りで脚力を温存。
  • 折りたたみ式カーボンモデルは 150 g 台~と超軽量。
  • レースでは先端キャップ必須、ハイカーとすれ違う時は収納して歩行。
▲ ポールワークを覚えると上りのタイムが劇的に伸びる。

4. 日本の山で必携の装備チェックリスト

  • 水分 1.5 L 以上(ハイドレーション or ソフトフラスク)
  • 行動食:ジェル 2〜3、ソルトタブレット、補給バー
  • レインウェア:耐水圧 10,000 mm 以上、透湿 10,000 g/m²/24h 以上
  • ヘッドライト:150 lm 以上+予備電池
  • ウィンドシェル、保温着(化繊インサレーション or メリノウール)
  • 地図アプリ+紙地図・コンパス、ホイッスル、救急キット

5. TrailLinkアプリで失敗しないコース計画

TrailLinkなら標高プロファイルが数クリックで確認できるため、「累積標高 1,000 m までは 脱初心者向け」のように客観指標で挑戦レベルを設定可能。ルートを保存すれば仲間と QR コードで共有でき、山中でもオフラインマップが使えます。出発前に必ず 「予定コース」「エスケープルート」「補給ポイント」を登録し、装備を最適化しましょう。

▲ TrailLinkの標高グラフでアップダウンを可視化。装備計画の指標に。

まとめ

シューズで路面をつかみ、ザックで携行品をミニマムにまとめ、状況に応じてストックで脚を守る—— これが安全なトレイルランニングの第一歩です。TrailLinkが提供するコースデータとリアルタイム情報を活用し、 万全の装備で山を駆け抜けましょう!

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