はじめに
舗装路のランニングとは違い、トレイルランニングには山道特有のリスクと 多様な路面状況があります。初めて山へ飛び出すランナーに必要なのは、安全と快適さを 両立する装備です。本記事では日本国内の低山~中級山岳を走ることを想定し、 TrailLinkユーザーの実走データとコミュニティの声をもとに、必須アイテムを徹底解説します。

1. トレイルランニングシューズの選び方
トレランシューズはロード用ランニングシューズとは別物です。山の未整備路を安全に走るため、 以下 4 点をチェックしましょう。
① グリップ(ソールパターン)
- ラグ(突起)が 4〜6 mm 程度あると、湿った泥や木の根で滑りにくい。
- 粘度の高い「メガグリップ」「コンパウンドラバー」採用モデルは岩稜も安心。
② プロテクション
- 前足部を守る トゥガード、踏み抜き防止の ロックプレート が入っているか。
- ヒール周りの補強がしっかりしていると着地時の捻挫リスクを軽減。
③ ドロップ(かかととつま先の高低差)
- 0〜4 mm:自然な前足着地。筋力があれば上りで推進力を得やすい。
- 8〜12 mm:クッション重視。脚力に自信がない初心者にも安心。
④ 足型・サイズ
日本人は幅広・甲高傾向。ショップで必ず試し履きをし、つま先に 5 mm ほどの余裕を確保します。

2. ランニングポーチ・ザックの使い分け
行動時間と携行品の量で5 L以下のポーチと10〜15 Lザックを使い分けます。
容量 | 適したシーン | 主な収納物 |
---|---|---|
~5 L(ウエストポーチ) | 2 時間までの里山ジョグ | 500 ml ボトル、ジェル2つ、スマホ |
10~15 L(ベスト型) | ロング走・レース | 1.5 L ハイドレーション、防寒・レイン、補給食、救急セット |
モンベル「クロスランナーパック 15」、パーゴワークス「RUSH 11」などは揺れが少なく人気です。

3. ストック(トレッキングポール)の使いどころ
- 傾斜 20% 超の急登や長い林道上りで脚力を温存。
- 折りたたみ式カーボンモデルは 150 g 台~と超軽量。
- レースでは先端キャップ必須、ハイカーとすれ違う時は収納して歩行。

4. 日本の山で必携の装備チェックリスト
- 水分 1.5 L 以上(ハイドレーション or ソフトフラスク)
- 行動食:ジェル 2〜3、ソルトタブレット、補給バー
- レインウェア:耐水圧 10,000 mm 以上、透湿 10,000 g/m²/24h 以上
- ヘッドライト:150 lm 以上+予備電池
- ウィンドシェル、保温着(化繊インサレーション or メリノウール)
- 地図アプリ+紙地図・コンパス、ホイッスル、救急キット
5. TrailLinkアプリで失敗しないコース計画
TrailLinkなら標高プロファイルが数クリックで確認できるため、「累積標高 1,000 m までは 脱初心者向け」のように客観指標で挑戦レベルを設定可能。ルートを保存すれば仲間と QR コードで共有でき、山中でもオフラインマップが使えます。出発前に必ず 「予定コース」「エスケープルート」「補給ポイント」を登録し、装備を最適化しましょう。

まとめ
シューズで路面をつかみ、ザックで携行品をミニマムにまとめ、状況に応じてストックで脚を守る—— これが安全なトレイルランニングの第一歩です。TrailLinkが提供するコースデータとリアルタイム情報を活用し、 万全の装備で山を駆け抜けましょう!
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