死ぬまでに百名山踏破しようから始まったトレイルランナー夫婦の第4・5座目は四国に位置する「剣山」と「石鎚山」でした。
今回はその2座を1泊2日で踏破してきましたので、その振り返りと同じ様に百名山巡りをされている方々の登山計画の参考になるような記事を投稿いたします。
それではどうぞ。
おおまかな登山計画と注意点 | 剣山→石鎚山
まず2日間を通してのおおまかの登山計画ですが、下記のような流れです。
DAY1:7月12日(土)|剣山(つるぎさん)

🚙 7:00|出発
見の越駅(登山口)に向けて車で出発。
※岡山発
🅿️ 11:00|見の越駅 着予定

駅周辺に登山者用の駐車場あり。現地付近でマップ確認しながら探すのが確実。
※第一駐車場は結構車が多かったので、ご注意ください。第二駐車場は登山口から1km 以上離れているのでおすすめはしません。
🥾 11:15|剣山登山開始

- 距離:片道3km
- 標高差(D+):678m
- 所要時間:約2時間
※リフト(1050円)を利用すれば、1kmくらい短縮できます。筆者たちはリフトを利用せずに下から登りましたが、体力に自信があるならリフトを利用しない方が満足度が高いと思います。

🚗 14:00|下山後、ホテルへ出発
※剣山下山後は翌日の石鎚山へ向けて、愛媛の新居浜市のホテルに宿泊しました。リーガロイヤルホテルに宿泊しましたが、立地もホテルも朝食も全てが最高でした。少し値段は張りますが、1泊2日の満足度がさらに高くなると思うのでおすすめです。
DAY2:7月13日(日)|石鎚山(いしづちさん)

🚙 7:00|ホテル出発 → 西之川登山口へ

あくまでルートは参考までにしてください。
🔗 ルート

筆者たちは西之川登山口の無料駐車場に停めました。
ここで注意して欲しいのが、西之川登山口の無料駐車場へ行く手前に有料駐車場とロープウェイの駅(山麓下谷駅)があります。ロープウェイを利用して石鎚山山頂を目指すのであれば、有料駐車場に停めても良いと思いますが、西之川登山口から登る場合は、無料駐車場がありますので、そちらがおすすめです。
また、一番注意して欲しい点が、有料駐車場のところではおじさんが客引きをしており、西之川登山口の無料駐車場のことは教えてくれず、半強制的に有料駐車場に停めさせようとしてきます。筆者たちはきちんと下調べしていたので、これに引っかからずに済みましたが、外国人観光客が騙されているのを見て不快な気持ちになりました。
ロープウェイを利用しないのであれば、有料駐車場に停める必要はありませんので、ご注意ください。
ただ、ロープウェイを利用すると、登山ルートを4km短縮できるので、体力に自身のない方は利用するのが吉でしょう。
🧗 8:15|石鎚山登山開始

- 距離:片道7km
- 標高差(D+):1814m
- 所要時間:6〜7時間を想定
筆者たちは歩くのは結構速い方ですが、それでも山頂まで4時間かかりました。
歩くスピードに自信がなければ、ロープウェイを利用する、またはできるだけ早めにスタートすることが重要だと思います。
また、山頂まで残り2.5kmというところから、道がかなり険しくなります。
鎖場や木段、人工階段が続き、滑落したら一撃死な箇所も多々あり、結構怖いなという印象を受けました。

特に試しの鎖へ行くのであれば、細心の注意を払いましょう。試しの鎖と調べると情報がでてきますが、 断崖絶壁を登るだけではなく、断崖絶壁を下ることにもなります。
下りが非常に怖いので、覚悟の上登る様にしましょう。
🚙 16:30|下山

筆者たちは帰りだけロープウェイを利用しました。
走って下っても1時間はかかる見込みで、少し時間をオーバーしそうでしたので、ロープウェイを利用しました。
ロープウェイだと10分くらいで上り下りができるようです。1時間15分かけて登ったのに、10分で上り下りができるのは素晴らしいと感じました。
📝 メモ・注意点
- 剣山はアクセスしやすく登山初心者にも人気。
- 石鎚山は距離・標高差ともにハードなので早朝出発が鍵。
- どちらも天候次第で大きく状況が変わるため、前日・当日の天気予報確認を忘れずに。
- 下山後の入浴・宿泊は現地の混雑状況によるため、事前に予約や代替案の用意を。
剣山登山ルート(実測)
登山ルート図は以下の通りです。

GPXデータは下記からダウンロードして見てください。
ダウンロードしたgpxデータを展開して確認するのは、TrailLinkというアプリがおすすめです。
無制限のオフラインマップとルート保存ができて、あらかじめ保存しておけば電波がなくともマップとルート、位置情報が確認できます。
また、位置情報の共有機能もあるので、登山中に他の知人などにリンクを共有することで遭難事故防止に役立てることができます。
※筆者が開発者なのでステマ
石鎚山登山ルート(実測)
登山ルート図は以下の通りです。

GPXデータは下記からダウンロードして見てください。
ダウンロードしたgpxデータを展開して確認するのは、TrailLinkというアプリがおすすめです。
無制限のオフラインマップとルート保存ができて、あらかじめ保存しておけば電波がなくともマップとルート、位置情報が確認できます。
また、位置情報の共有機能もあるので、登山中に他の知人などにリンクを共有することで遭難事故防止に役立てることができます。
※筆者が開発者なのでステマ
振り返り
剣山の登山自体は大して大変ではありませんでした。
特に注意点などもないですし、登山客も多く、動物被害の心配もほとんどありませんでした。
ただ石鎚山は相当の覚悟が必要だと思います。
鎖場に行かなければ良いですが、鎖場へ行くのであれば、最新の注意を払っていきましょう。
また、木段が老朽化しているので、踏み抜かないようにしないといけませんし、人工階段は滑り落ちると滑落死も容易にありえます。
筆者の中で、最も怖い山が更新されたのが石鎚山でした。
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